男前の頼朝殿 京都国立博物館「美のかけはし」展

この日曜日で終わってしまう京都国立博物館の「美のかけはし」展。
チケットをもっていたので美術展友だちMさんを誘って、すべりこみで
みてきました。 昨夜は仕事の顔合わせを兼ねたお食事会で、帰宅したのが
夜中過ぎだったから、目がややしょぼついてましたが、快晴で気分爽快。
ただし、めまいがするほど暑かった。

8.26美のかけはし展

この展覧会は、京都国立博物館が収蔵している名品や史料としての価値が
高いものを集めています。 そのため、仏像や仏画から美術工芸品、衣料、
書までいろんなジャンルがごっちゃになっている感じで、ひとつひとつを
じっくり眺めて回ったワタシたちは3時間近くを会場で過ごして、足も腰も
目も頭も疲れ果てました。 みごたえはあったのですが、ワンテーマでない
ため頭は混乱気味です(笑) 一番印象に残ったのは、歴史の教科書で
みたことのある源頼朝像。 思っていたよりも大きな絵で、実物は教科書で
見たよりもずっと男前でした。 静かな絵なんですが、非常に存在感がある
というか重みのある人物画です。 簡略化した着物の線と柔らかな顔の線が
違和感なく調和しているのが不思議。 着物は黒一色に見えて、実は一面に
地模様が矛盾なく描かれているんですよ。 驚いたのは豊臣秀吉が家臣に
与えたという辻が花の胴服(陣羽織みたいなもの)。 すべて絞りの技法で
紋と矢襖が表現されていて、模様は絵羽になっていました。 絞りであんなに
具象的な模様ができるんですね。 すごいなあ。 あと気になったのは
土佐日記の写本。 書のことはさっぱり分からないワタシが見てもうっとり
するほど美しい仮名書きの写本を前に「当時の人はこの書を見ただけで
たちのぼるような女性美を感じ、内容を読んで再び女性らしさを味わったの
かも」などと考えたりしました。 芥川賞どころではない(笑)視覚にも訴えた
斬新な文学的手法だったのでしょうね。

8.26国立博物館

知らなかったのですが、京都国立博物館は毎月第2・第4土曜日は常設展に
限って観覧無料なのだそうです。 クラシックなレンガの建物がきれいなので
近くまでいく用事があれば、ちょっと立ち寄って敷地内だけでも眺めてみては
いかがでしょう。

8.26ロダン 8.26ハイアット

観覧後は敷地内のロダン像を眺めて、向かいのハイアット・リージェンシーで
お茶。 元にあった古いホテルをうまくリニューアルしてありました。
七条通りに面したイタリアンレストランはとてもカジュアルで、気軽に入れる
雰囲気でしたよ。 Mさん、展覧会につきあってもらった上にお茶まで
ご馳走になって、ほんとうにありがとう。
Category: 展覧会

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する