雑多な内容がおもしろい 「日曜美術館30年展」

友だちから「日曜美術館30年展」のチケットをもらったのに、改築のバタバタ&「一緒に行きたい」と言う母の都合に合わせていたら、今週末で展覧会が終わってしまう! やっと今日、大慌てで朝イチに行ってきました。 有名な芸術家だけでなく、ワタシが知らない画家(美術についての知識が豊富でもない一般人だから)の絵も多かったのですが、かえってそれがおもしろかった。 芸術家にゆかりのある、あるいはその芸術家を好きな作家や画家などのコメントが1点ずつについていて、それが自分の視点とは全然違ったりして興味深かったです。 老夫婦が「もう読むのに疲れた」とぼやいてられましたが、母は「それぞれにコメントがあって、よけいにおもしろかった」と満足してました。

大好きな陶芸家・濱田庄司は3点ありました。 白釉にフリーハンドで釉薬を流した大皿がステキでした。 作陶の確かな技術の上に、サラッと流した迷いの全くない釉薬の運びにうっとり。 あ~、もっといっぱい濱田庄司の作品が見たい! 会場ではNHKの番組映像を流していて、民藝運動の人たちの分だけみてきました。 「作るのではなくて、生まれてくる」という言葉がものすごく印象的でした(確か濱田庄司が言っていたはずだけど…最近、記憶力が異様に低下していて自信なし)。 作意を超えた境地は、熟練した技術があるからこそ。 すごい。

すごいといえば鳥獣戯画の模写も手塚治虫のコメントを添えて展示されていました。 近ごろ、京都のお土産としてものすごく人気のある鳥獣戯画モチーフですが、やっぱり巻物としてズラズラッと次から次へと擬人化された動物が出てくるのがおもしろいので、一部だけを切りとったのではおもしろみがなくなってしまうと感じました。 だいたい(模写とはいえ)迷いなくさらさらと描かれた勢いがすばらしいので、そのへんで売っている湯呑みに描かれた現代の職人の線では迫力が全然ないんですね。 それに背景も琳派風の植物があったりしてすてきでした。 手塚治虫が言ったように、作者は誰かが見ている前で話しながら、さらさらと楽しく描いていったのかもしれないなあ。 国立博物館の特別展で一度見たはずだけど、もう一度じっくり本物が見たいなあ。
というわけで、Mさん、チケットをありがとう! 楽しんできました。

1.19ヨンダ

大工さんが作業をしているため、庭でなかなか写真を撮れません。 仕方なく本日の一枚は、近ごろの「お散歩の友」。 新潮文庫ヨンダくんのバッグは2代目。 思ったよりシックで気に入ってます。 昔の黒のバッグより小さくなったのだけが残念です(常に荷物が多いから)。
Category: 展覧会

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