だまされた! 歌野晶午「葉桜の季節に君を想うということ」

読み応えのある「ロリータ」の後は、サラッと読めるものが欲しくなって、歌野晶午の「葉桜の季節に君を想うということ」を手にしました。 おもしろくてすぐに読めたのに、また感想をアップしないままに日が過ぎて…。

7.19葉桜の季節に

新刊本として本屋さんの店頭に並んでいたとき、タイトルと表紙の感じが気になって買おうかどうしようかずいぶん迷った本です。 ミステリだと知ってやめたのですが、文庫本になっていたので買っちゃいました。 本当にひさしぶりのミステリは、なかなか楽しめました。

私立探偵になりかけて挫折した過去を持つ主人公が、後輩に頼まれて悪徳商法の会社を調査しようとしている矢先、目の前で自殺しかけた女性を助けたことから物語が始まります。 現在の事件と、探偵見習い時代の事件が平行して語られていくなかで、最後には驚きの事実が…。

この本を読む場合は予備知識ゼロで読まないとおもしろくありません。 帯には「本格ミステリ」と銘打っていましたが、これをはたして本格派としていいのかどうかはやや疑問ですけれど、ワタシは最後までキレイにだまされました。 途中でときどき、なんとなく「あれ?」と思うこともあったものの、全体の謎はぜんぜん気がつきませんでした。 ミステリをいつも読んでいる人だと、途中でネタがわかってしまうのかもしれませんね。 読み終わってからみたアマゾンでは、ミステリ好きの人たちには評判があんまりよくないみたいです。 全編にわたってサスペンスもあるし、謎に対する明確な答えもあるので、最後まで読んで「なるほど」とワタシは納得できました。 気分転換やひまつぶしにちょうどいい本です。

ただ、タイトルから受けるような抒情的な雰囲気はほとんどなかったのがちょっと不満。 読後に余韻がもう少しあってもいいのにな。 それと、冒頭の描写は露骨な表現が苦手なので「え、こんな調子がずっと続くの?」と腰が引けそうになりましたが、あとは普通だったのでホッとしました。 タイトル勝ちっていうところでしょうか。

7.19馬酔木の新芽

植木屋さんの剪定後、雨が降って芽吹いた馬酔木。 赤い新芽が花みたいできれいです。

Donauさん、拍手と初めてのコメントをありがとうございました。 猫の受難の話、楽しんでいただけましたか。 おバカですよねえ。 いまだにあの密やかな「ニャッニャッ」を思い出しては、ひとりでニヤニヤしています(不気味?)。 また、遊びに来てくださいね!

コメント

vogelさん、お久しぶりです(^_^)
お元気でしたか~

サスペンスとはほど遠い感じのタイトルと装丁だね。
私は、大抵読むのは推理もんだなあ。
最近も雫井脩介って人の本が面白くて、たて続けに4冊くらい読んだんだ~
でも、結局感想も書かないまんまだ(^▽^;)

今、重松清の「小さき者へ」を読み始めたところ。

最近、ミクシイ始めたので、どうしてもそっちに比重がかかちゃってブログは半分お休み状態だけど、また遊びにくるのでよろしくね(^_^)

2007/07/19 (Thu) 23:29 | のんちゃん #- | URL | 編集

のんちゃん、おひさしぶり!

この本はタイトルが一番いいの(笑)。 小説はやっぱりタイトルも大事よね。
雫井脩介は名前だけしか知らないけど、おもしろいのね。 今度、読んでみようかな。 でも、ミステリっておもしろいと徹夜しちゃったりするから、意志薄弱なワタシにとっては危ないジャンル。 けっして嫌いじゃないんだけど。
重松清と石田衣良は「大好き!」というわけではないけど、ときどきフッと読みたくなることがある作家だわ。 「小さき者へ」はどう??

確かにミクシィとブログの両方するのは時間的にたいへんよね。
以前、ミクシィに誘われたんだけど、マイペースで更新できるブログの方がワタシは合ってるみたい。
ときどきはブログも更新してね。 楽しみにしてます!

2007/07/20 (Fri) 22:19 | vogel #9JN9NMwM | URL | 編集

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