犬と音楽と孤独と 江國香織「雨はコーラがのめない」

ものすごくひさしぶりに読んだ群ようこがピンとこなくて(内容よりも言葉そのものに)、お口直しに江國香織のエッセイ「雨はコーラがのめない」を開いてみました。

12.18雨はコーラが

意味不明に思えるタイトルですが、「雨」は著者の愛犬の名前。 大好きな「雨」と一緒に音楽を聴きながら過ごした時間について書かれたエッセイ集です。 音楽にまったく鈍感なワタシが読んでも楽しめる内容でした。 どちらかといえば「犬との生活」が主軸になっていて、ワンコ好きにおすすめです。 全編を通して濃厚に犬っぽい空気(?)が流れているので、「音楽は好き、犬は嫌い」という人にはおすすめしません(笑)。 一方、音楽知らずなワタシでも、読むと出てくる音楽を聴いてみたくなりました。 そうそう、Aricoさんの音楽についても書かれていて、それだけは「うんうん、そうなのよね」とうなずいて読めました。 確かにAricoさんのピアノ曲は文章を書くときに邪魔にならないし、なおかつ何か心の奥底の柔らかいところを揺り動かすような…そんな感じ。

それにしても。 ああ、なんていいんでしょう(ウットリ)。 この人の言葉の流れ、孤独の感覚、そして犬への思い、全部ひっくるめて、やっぱり好きだなあ。 犬との距離感がとても好き。 大好きだけれど、自分とは違う感覚で生きてるケモノとして「雨」をとらえている視点がいいです。 江國香織らしい「他者との距離感」。 どんなに好きでも、完全に理解し合えることはないのだという明るい諦観(けっして絶望ではなくて)がワタシには好ましい。 おいしい飴玉を口に含んだときのように、ゆっくりゆっくり味わいながら読みました。

12.18山茶花

相変わらずよそを向いて咲いている山茶花を、無理やりコチラに向かせてパチリ。

今日は着付け教室の最終回でした。 コートや草履まで持つと大荷物になるので、がんばって早起きして、きものを着て教室へ。 卒業記念にきものを着て友だちとランチに行って、神社でプチ撮影会して、朝から夕食の支度前まで1日きものを着て過ごしました。 新しい楽しみに出会えて、ホントに着付けを習ってよかった♪
Category: 江國香織

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