肩の凝らない”ゆるさ” 「NHK美の壺展」

昨日、着付けを一緒に習った友だちを誘って、ふたりできものを着用して「NHK美の壺展」(高島屋)に行ってきました。 古伊万里・織部焼・唐津焼・薩摩切子・根付・櫛・刺し子や絞り、友禅など、アレコレいろんな分野がちょこっとずつの展示で、美術展としての深みはあまりありませんが、気楽で疲れない程度なのもそれなりによかったです。

番組の持ち味を生かすと、あれもこれもという感じになるんでしょうね。 古伊万里のやわらかくてのびやかで曖昧な呉須がステキで、根付のミニチュア的な愛らしさと自由奔放な造形が楽しく、べっこうの櫛に描かれた蒔絵の繊細さに「欲しい~!」とめまいがしそうになり、江戸小紋の気絶しそうなほどの細かさの横に掲げられた「最後は職人の意地の張り合い」という解説に笑い(それにしても江戸小紋の紋紙を切った職人さんはスゴイ!)、抽象的な文様がモダンに見える唐津の渋さにグッときました。 きものが着られるようになったら、急に根付が気になって気になって仕方がない状態になっていたもので、根付熱がさらにメラメラ。 根付のもっと本格的なコレクションがみたくなりました。 和風の展覧会だから「ひょっとしたらきものの人もいるかな」と思ったのですが、会場にきもの姿は皆無で、なんか残念でした。 もっと他の人のきもの姿も見たいなあ。

1.17小紋 1.17綴れ帯

着ていったのは母のおさがり。 小紋のきものも綴れの帯も、祖母が母の嫁入りのときに見立てたものだそうです。 おしゃれで江戸っ子だった祖母が選んだきものは、どれも今みても斬新。 それにしても、母がこのきものを着ていたのは現在のワタシの年齢-20!?(笑)

お呼ばれやパーティーだけでなく、もっと日常的に気楽にきものを着てみたくてウズウズしている近ごろのワタシ。 でも、ひとりだと「どっかヘンじゃないかなあ」とちょっと心配。 きものだというとだけでとにかく目立つもので、自意識過剰気味です(笑)。 友だちが一緒にきものを着て歩いてくれて、とても心強かったです。 Fさん、ありがとう。 次は、きもの着て美術館に行ってみようかな。 「長襦袢欲しい病」は母のお古を再生させ(汚れていても身内のものなら気にならない)、「履き物欠乏症」も奥の方に突っ込まれていた母のお古をもらって(銀パール風が黄ばんで金古美調になってたけど気にしない)、なんとか沈静化しました。 自宅内がリサイクルショップ状態でよかった。
Category: 展覧会

コメント

おかげさまで楽しかったです!

誘っていただいたおかげさまで、やっと着物でお出かけできました。
着物で外に出るだけで、ほんとになんて楽しいのでしょう!
それにしても、vogelさんのお着物すごくステキでしたよ~。とてもお似合いだったし!
驚くほどモダンなおばあ様で、憧れます。

展覧会もほんとに軽くてゆるくて、楽しい気分が倍増しましたね。
あのサラリとした絞りの模様と、意地の型染め(!)が頭に焼き付いています…。
着てみたい…けどそれ以上に…染めてみたい(笑)

私もまだまだ一人だと心細くてオドオドしてしまうので、
また一緒にお出かけしてくださいね。

2008/01/18 (Fri) 23:56 | Fべー #uBfUABJ6 | URL | 編集
初コメント?

Fべーさん、コメントをありがとうございます!

あの極小型染めを見て「染めたい」と思うところが、さすがFさん。 ワタシなんて型紙を見てるだけで気が遠くなりそうでしたよ。

「きものでおでかけ」企画、楽しかったですね。 またぜひやりましょう!
ふだんは絶対に着ない赤×黒のコーディネイトなのに(だいたい赤とかピンクなんて身につけたことあったっけ?)、きものだと抵抗なく着られるのが我ながら不思議です(笑)。

2008/01/20 (Sun) 00:59 | vogel #9JN9NMwM | URL | 編集

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