「市田ひろみのはじめてさんの着物塾」

まだまだ続くマイブームのきもの本。 福永武彦の「死の島」を図書館で借りたついでなんですけどね。 京都のきもの着付け界の大御所=市田ひろみさんの「はじめてさんの着物塾」です。 今までのきもの本は「自己流でもいいから日常にきものを楽しみましょう」というノリの軽い、今風のきものの着方ばかりだったので、ここらで一度、京都のきちんとした着方についても知っておいた方がいいかと思ったもので。

1.28はじめて着物塾

きものや帯の種類からはじまって、アンティークきものの楽しみ方、きものでの立ち居振る舞い(お座布団への座り方を練習しておかなくては)、トイレや水場での対処(手を洗うときは袖を脇に挟めばいい)、日常の手入れの仕方、着付け方など、まったくの初心者向けにていねいに易しく解説されています。 本のあちこちに「約束事にとらわれすぎず、自分の感覚で楽しめばいい」という、市田さんの温かいメッセージが散りばめられていてホッとしました。 お茶席に着ていくきものについても特に構えなくていいのだと、市田さんのスタンスはとても明解。 何事においても極めた方というのは、ささいなことにめくじらをたてたりしないんですね。 極めてないような半端なおばさんが、若い子の着方にアレコレ口出しするから、きものって怖くなってしまったんですよね。

この本で一番うれしかったのは、先日の母の銘仙で気になっていた袖丈の長さについて(この本ではアンティークきもの一般についてですが)、市田ひろみさんがきっぱり「そのままで着て楽しめばいい」と言い切ってられたこと。 アンティークらしさを生かした着方の方が、無理に袖を切って全体の雰囲気を壊すよりもずっといいとのこと。 確かにアンティークきものを着ているモデルさんの写真を見ても、若い方も若くない方も袖丈は長いまま。 袖が長くて、ワタシがオバサンでも(笑)、いいんですねッ、市田さん! ホントに着ちゃいますよッ、そのままで。 先日、保留缶(捨てるカゴへ移行する前段階)の中から、アンティークっぽいピンクの羽織で袖丈が長いのを発掘したので、そのうち知らん顔して銘仙の上に着てしまおっと。 街で袖の長い紫の銘仙にピンクの羽織を着てる若くない人を見かけたら、ふふふ…それはたぶんワタシです。 背中から「vogel(フォーゲル)?」とそっと声をかけてみてください。


1.28徳利に山茶花

曲がった枝の先に咲いていて、誰からも見えない山茶花。 母がほころびかけだった花を一輪切って活けておいたら、ひんやりとした和室の窓辺で、いつのまにかきれいに咲いていました。

■マーシャさん、はじめまして! 拍手とコメントをありがとうございました。 こんなマイナーなブログをみつけてくださってありがとうございます。 コメントを残してくださって、とっても嬉しいです。 小さな庭に祖父と母が植えた木や草花があるばかりで、あんまり京都らしくはないんですけどね。 ささやかな記録を楽しみにしてくださっている方がいる…それだけで励みになります。 また、おしゃべりしに来てくださいね!

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