きものを知り尽くして 石川あき「昔のきものに教えられたこと」

まだまだ続く、きもの=マイブーム。 石川あき「昔のきものに教えられたこと」も内容を知らないまま、図書館で予約して借りた本です。

2.13昔のきものに

はぁ~すごいです、昔の贅沢なきもの文化に圧倒されました。 奈良の旧家の子女は、きものの色も柄も全部自分で考えてオーダーしてたんですねえ。 当時の写真があるわけじゃないけど、言葉で読むだけでも、大正・昭和初期の非常に自由で大胆なきもの文化の一端がかいま見られました。 どんなお誂えでもOKといわれても、現代人はそこまで凝ったきものをオーダーすることができないんじゃないでしょうか。 お母さんや伯母さんの美しいきものを見て育った石川さんは、その後、デパートで呉服の企画と販売の仕事をされたそうですが、それはやはり究極の贅沢なきものを知っているからこそできたこと。 贅沢さが半端じゃないレベルだから、自慢とかそういう感じは全然しないんですよ。 まさに「細雪」の世界そのもの! でも、それだけの「お嬢さん」でも、毎日1枚浴衣を縫うようにお母さまから言いつけられたんですって、きものを知るために。

掲載されている石川さん好みのきものは、ワタシの趣味ではなかったです。 でも、きものに興味がある人間にとっては読み物としておもしろかったです。 高齢になっても紅絹が袂からチラッと見えるのがステキとか、帯ときものの柄を重ねないとか(花柄の帯と花柄のきものみたいに)、帯ときものの色合わせは同系色や濃い×淡いは面白味に欠けるから濃い×濃い、淡い×淡いがいいとか、帯締めの色は帯やきものと関係ない色を合わせるとおしゃれとか。 きものを知り尽くした人だからこその、実践的なアドバイスが勉強になりました。


わが家にあるのは、石川家とは雲泥の差のもの。 でも、これも「昔のきもの」。

2.13子どもきもの

母の留守中に「保留缶」から掘りだした、いかにも古そうなきもの。 先日、着付けの自主練に着てみました。 合う帯がなかなかみつからず…人目に触れるわけじゃないのだからと、「こんな色の帯、一生使えない」と思っていた朱色の無地のちりめん帯を合わせてみました。 ものすごい朱色(これまでの人生で、こんな色を身につけたことはありません)なんだけど、紺地に紫の帯締めをしたら全体が落ち着いた…と、勝手に思いこむ(笑)。 着てみるまではいまひとつピンとこなかったきものなのに、「意外にもいいかも」とすっかり勘違い女状態に。 帰宅した母は「まあ…」と絶句。 懐かしすぎて声が出ないらしい。 このきもの、母が子どものときに着てたんですって! え~ッ、子どものきものなの~(汗)。 どうりで身幅が少し狭いなあと思った。 しかし、子ども用にしては渋い趣味だなあ。 さすが、おばあちゃんのお見立てだ。 っていうより、母が10歳前後で着ていたきものを40代半ばで着てしまった自分がコワイ。

また襦袢の右袖が出てる…ってことで、この後、長襦袢の袖をつまんで裄丈を調整しました。

【追記】
Takakoさん、拍手のコメントをありがとうございます。
このきもの、40代でもOKでしょうか?(冷や汗) ふだんは黒や茶系ばっかり着てるんですけど、きものだとまったく違う色や柄に挑戦できて楽しいです(やっぱりコスプレ感覚か?)。

コメント

着物に知識のない者の意見としてですが、失礼します。
画面ではお着物の朱と帯の朱の色が大変似ていて、よくこんなに合う帯が!と思いました。
そして、確かにそこにこの帯締めの色があるとキリッとするというか、視線が高くなって姿もさらに良くなるような気がしました。
「保留缶」は宝の山ですね。
先生もいらっしゃるし。

2008/02/14 (Thu) 10:56 | donau #tUnKcmU. | URL | 編集

■donauさん、コメントをありがとうございます。
ワタシもまだきもののこと全然わからないんですよ。
ほめていただいて、とってもウレシイです。
帯ときものの組み合わせに毎回頭を悩ませて、暗中模索、試行錯誤、右往左往(?)。 この朱色はたまたまなんですが、まったく同じ色でした。 このきものに合わせたわけではないらしいのに。

「保留缶」の発掘調査、なかなか楽しいです(笑)。
アンティーク着物ブームのおかげで、古いきものが甦りました。

2008/02/14 (Thu) 23:09 | vogel #9JN9NMwM | URL | 編集

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