歴史的背景をからめた概説 「図説西洋建築史」

ヨーロッパを旅して教会ばっかり眺めると、どんなに美しい建築でもだんだん感覚が麻痺して、最後はどうでもよくなってしまいます(外国人が京都でお寺ばっかり回ると同じことになるでしょうね)。 いつも「建築史を知っていたら、もっとおもしろいんだろうな」と思いはするものの、簡単な流れだけつかもうと概説書を読んでも眠くなるだけ。 古い教会はロマネスクで、高くそびえてステンドグラスがキレイなのがゴシック、調和がとれているのはルネサンス、うねうねゴテゴテしてるのがバロック…という程度になら、すでになんとなく認識しているから、簡単すぎる概説書では物足りない。 でも詳しい概説書となると、建築のテクニックみたいな部分が増えて、素人には興味が湧きません。

2.22西洋建築史

この間、図書館で借りた「図説 西洋建築史」(彰国社)は、そんなワタシにちょうどいい概説書でした。 お勉強としてじっくり、興味がない部分も飛ばさずに通し読みました(メモはとらなかったけど)。 図や写真が全部モノクロで、眺めてワクワクするようなビジュアル系の本ではありませんから、ときどき眠くなりましたが(汗)、でもおもしろかったです。 歴史的な背景と、往時の「時代の気分」を建築スタイルにからめて解説してあって、無味乾燥な概説とは一線を画す内容でした。 ようやく、時代の流れと建築の変遷がぼんやりとながら頭に入りました。 バロックのうねうね曲線に、当時の人たちが感じていた不安(地動説が登場して民衆は信じる基盤を失い、現世さえも幻影のように感じていたらしい)が投影されていたのだと知れば、「ゴテゴテして、いやーね」と感じていた教会も違って見えるかも。 ルネサンスについてもわかっているようで、さっぱりわかっていなかったことを知りました。 イタリアを旅する前に読んでおけば、ずいぶんおもしろかっただろうなあ。

2.22建築の歴史

上の本と一緒に「図説 建築の歴史 西洋・日本・近代」(学芸出版社)も借りました。 こちらは西洋も日本も扱っているため、よりコンパクトに解説してあります。 ざっと流れをつかむにはよさそうです。 建築を勉強している学生さん向きの一般的な概説書といった内容でした。 近代のところをもう少し読みたかったけどタイムオーバー。 時間ができたら、ドイツに限定した建築史の概説書を借りるついでに、もう一度目を通してみたいです。

2.22ロウバイ

フェンス越しに枝を伸ばしている、お隣のロウバイが満開に。 近寄ったら、ほのかに甘い香りが漂っていました。 今日は暖かな日射しいっぱい。 どこかに出かけたかったけど、花粉が飛び始めて頭が重い。 うかうか出歩くと翌日が辛いので断念しました。 とほほ。

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