桃の節句

今日は3月3日、桃の節句ですね。 ということで、先日一日がかりで飾ったお雛さまを。

3.3お雛さま1

この雛飾りは祖母が生まれたときに、曾祖父母が東京でもとめたもの。 細かい雛道具は、東京で開催された万博に出品されていたものを買ったのだとか。 お雛さまが2組あるのは、上段が祖母、2段目が母のもの。 母のための昭和初期のお雛さまは素材が悪いのか、衣裳の色が褪せています。

雛飾りの作業でたいへんなのは、ほとんど見えない天井部分。 細かい桟に紅白の市松模様に貼ってある障子紙! 経年劣化と不注意で穴が空いたところを補修するだけでも、かなり手間がかかります。 お道具の繊細な蒔絵を傷めないように、そっと木箱と薄紙から取りだして、紅絹で磨いて。 100年経って漆器がもろくなっているので、漆器を落としたり当てたりしないように…神経を使うので、細かい細工を手にとって見られるのは楽しいんだけれど、確実に疲労困憊します。

3.3お雛さま2

祖母のお雛さまは今もきれい。 明治の方がいいものを作っていたのかな。 下ぶくれのお顔で、おっとりした感じ。 後ろの屏風絵も美しいんですよ。

3.3お雛さま3

タンスは内側や金具まできれいな模様が施されています。 子どもの頃は手伝いながら、この引き出しにリカちゃんのお洋服をしまいたいなあ…などと夢想しておりました(笑)。

3.3お雛さま4

煙草盆というかキセルの道具入れもミニチュアの可愛さいっぱい。

この雛飾り、母が結婚したときに持ってこようとしたら、父が「大きすぎて迷惑だ!」と怒って突き返したそうです。 2間しかない家だったので仕方ありませんが。 そのため、祖母が「もう少し大きな家に住めるようになるまで預かっておく」と80歳頃まで、毎年お守りをしてくれていました。 おばあちゃん、ありがとう。 いまもたいして広くない家だけど、ようやく飾れるようになりました。

一昨年も、お雛さまのお道具の一部を載せています。 興味のある方はどうぞ。
Category: 日々の記録

コメント

桃のお節句おめでとうございます

すばらしいお雛様ですね。
やんごとないお姫様のお道具みたいです。
Vogel姫ですね(*^_^*)

2008/03/03 (Mon) 23:39 | donau #tUnKcmU. | URL | 編集

本当に、こんなに優雅なお雛様は初めて拝見しました。
個人のお宅にこんなすごいお雛様があるなんて?!
やっぱりvogel家は「家守奇譚」の世界ですね(笑)

2008/03/04 (Tue) 00:09 | Takako #y4YySG7s | URL | 編集

■donauさん
うふふ…「姫」だなんて、20歳以上サバよまなくちゃ(笑)。
お雛さまのお重箱の方が、ワタシたち家族がお正月に使うものよりずっと立派なんですよ。 お雛さまが羨ましいです。

■Takakoさん
安普請の家に不釣り合いなお雛さま、藪のような庭…へんな家ですよね。
何が出てくるかわからないところは確かに「家守綺譚」並み(笑)。 じっとり湿気があって昼でも暗いところは、綿貫くんが住んでいる家にそっくりです。

■拍手をしてくださった皆さま
曾祖父母や祖父母も、みなさんに見ていただいて喜んでくれていると思います。 ありがとうございます。

2008/03/04 (Tue) 22:07 | vogel #9JN9NMwM | URL | 編集

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