真如堂の涅槃図

今日はまた冬のような寒い一日でした。 でも、花粉症の季節は、寒い方が花粉が飛ばないのでうれしいんです。 花粉の本格的な飛散が始まらないうちに、お散歩がてら前から気になっていた真如堂の大涅槃図を見に行ってきました。

3.4真如堂

紅葉の名所として有名な真如堂。 この季節の境内はがらんと静まりかえって、人影もありません。

3.4三重塔

三重塔のまわりもひっそり。 散歩がてらよく来るのですが、実は一度も拝観料が必要なところには足を踏みいれたことがありませんでした。 いつも本堂の正面から御本尊にお参りするだけ。 内陣やお庭はどんなかな…。

大涅槃図は大きな本堂の天井から床まで(6メートル)、横4メートルと、予想以上に大きくてすばらしかったです。 お寺のホームページに載っている写真より、色がずっと美しくて雄大なスケール。 涅槃に入られたお釈迦さまを中心に、周囲で嘆き悲しむ人々と、さまざまな動物から鳥、魚などが緻密に描かれています。 画面には100種類以上の生き物がいるそうです。 よくよく見ると、カエルや鳥やさまざまな動物がいろんな花をくわえて、お釈迦さまに届けようとしていたり、ゲジゲジをはじめとする小さな昆虫までもが、お釈迦さまの元に駆けつけようとしています。 悲しんでもんどり打っている魚もいます。 その細かな描写には、昨年、相国寺で見た若冲の絵を思い起こさせるものがありました。 とても悲しい場面のはずなのに、じっと眺めていると心豊かに楽しくなるような仏画でした。 いままで仏画には興味があまりなかったけど、涅槃図って楽しいかも。 ほかの涅槃図も見てみたくなりました。

残念ながら内陣は写真撮影できないので、写真はありません。 大涅槃図は毎年3月中だけ一般に公開されています。 特別拝観料600円で、田丸弥さんの「はなくそ」というお菓子(!)一袋つきはなかなかお得だと思いました。 はなくその写真は明日撮って載せますね。 お楽しみに(笑)。

3.4真如堂庭園

涅槃図のほか、通常の有料拝観場所である庭園や書院の襖絵も見学できます。 これは「涅槃の庭」。 左へ頭を向けて、お釈迦さまが横たわっている様子を石組みで表しているそうです。 借景は大文字山。 わりに新しいお庭なのかな…応挙の系譜につながる方々の襖絵もいまひとつ。 特別に宝物などを公開しているときでなかったら、拝観料を払ってまでみなくてもいいかもしれませんね。 桜や紅葉に彩られた境内の風情だけで十分すばらしいですから。 真如堂の境内は珍しく拝観料いらないんですよ。 観光寺院にはない、地域のお寺らしいのどかな感じが好きです。
Category: 展覧会

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