アフガニスタンを舞台にしたヒューマンドラマ 映画「君のためなら千回でも」

花粉がスゴイです。 予防薬で症状がずいぶん軽減されているとはいえ、喉の奥までザラザライガイガ、頭は砂が詰まったみたいに重くて建設的なことは何もできません。 週末から飛散量がさらに増えそうな予報だったので、金曜日に大急ぎで映画「君のためなら千回でも」をみにいってきました。

3.12君のためなら

1970年代のまだ平和だったアフガニスタンのカブールに暮らしていたアミールとハッサン。 アミールは金持ちの実業家の息子、ハッサンはその家に仕える召使いの息子でありながら、2人は深い友情で結ばれていた。 ところが、アミールの凧を守ろうとして不良に抵抗したハッサンを、臆病なアミールは助けることができず、やがてそれが負い目になってハッサンを避けるようになり…。 アミールとお父さんはソ連のアフガニスタン侵攻から逃れてアメリカへ。 平穏な日々を送っていたアミールだが、1本の電話をきっかけに忘れたかった過去に向き合うため、タリバン政権下のアフガニスタンへと単身旅立つことに…。

アフガニスタンを舞台にしたアメリカ映画です。 バリバリ撃ち合ったり、一方的な正義感を振りかざすようなハリウッド映画ではなく、友情と償いをめぐる30年の物語を地味な演出で、しみじみと描いたヒューマンドラマでした。 普遍的な人間の葛藤のストーリーとともに、父性的な愛情、そして、かつてあったアフガニスタンの美しい風景と、戦争で荒廃しきった悲惨な現状に心を揺すられました。 子ども時代のハッサンのナイーブな優しさ、そして、どんな状況でも毅然としていたお父さんがすばらしかったです。 戦争で荒廃する前のアフガニスタンは本当に美しい国だったんだろうなあ…(貧富の差など問題はあったんでしょうが)。 昔のアフガニスタンのシーンは中国西域で撮ったんだとか。

終わった後も客席はシンとしたまま。 ストーリーとして救いはちゃんとあるのですが、爽快というのとは違います。 タリバンによる石打ちによる女性の公開処刑(この間読んだ「テヘランでロリータを読む」を思い出して戦慄しました)、エキストラで片足の子どもが松葉杖をついて他の子どもたちを追ってピョンピョン走っていた姿、そして「一人だけ救われたら、それでいいのか?」というアフガニスタンの孤児院院長の言葉が胸に刺さりました。 アフガニスタンの人たちが凧揚げを楽しめる、平和な日々が早く訪れますように。 アフガニスタンの現状についても考えさせられた映画でした。


3.8白梅

わが家のしょぼい梅の木もポツポツ花を咲かせています。 今年は寒いので開花が遅いみたい。
Category: 映画

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