みんな何かを背負っている

日曜日の夜、かつての同級生がごく小さな場所で声楽のプチコンサートをするというので行ってきました。 音楽はまったく苦手なんですが、40人ほどの観客を前に本人が曲について短い紹介をしたり、個人的な思いを語ってから歌うという構成が素人にも親しみやすくて、とても楽しめました。 たまにはクラシックもいいなあ。 オーストリアに住んでいた1年間、シーズン中は月に2回くらい(地元の人に誘っていただいて)室内楽コンサートに行っていたのに。 京都でもたまには行けばいいのに、誰も誘ってくれないから、どれがいいのか分からなくて(笑)。

同級生のカノジョは芸大で声楽を専攻したのに、結婚後はすっかり遠ざかっていたそうです。 友だちにすすめられて、ボランティアでコンサート活動をする団体に入り、ひさびさに歌い始めたところ。 ボランティアではなかなか歌う機会のないむずかしい歌曲を選んだとのこと。 歌っているカノジョはとても満ち足りて、輝いて見えました。 一人っ子で実家のご両親はすでに亡くなり、世間の平均とは少し違ったユニークな子どもを授かって気苦労が絶えない上に、同居しているお姑さんの介護をしなくてはいけない。 とてもたいへんな毎日のはずなのに、いつも福福とした笑顔の人なんです。 苦労をまったく感じさせない、おっとりとした佇まいがとてもチャーミング。 いつか親の介護をするようになったとしても、カノジョのようでありたいなあ。 苦労を苦労と見せないというか、苦労を自分の中にマイナスのエネルギーとしてためこまない生き方をするって、本当の大人なんだろうな。 頭が下がります。


5.27ホタルブクロ

エアポケットのような月曜日。 午後いっぱい、庭でひたすら草抜きに励みました。 激しい雨の後、ふっくらとした土の感触と湿った匂いが気持ちよかった。 ふと気づくと、映画「つぐない」のタイプライターの音が今も心の中に響いていたりして。

今週の後半から来週いっぱいに、特急仕上げの仕事が団子状態でやってきそうなイヤな予感。 こういう予感だけは、たいてい当たってしまうのですよねえ(ため息)。
Category: 日々の記録

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する