「浮世絵 ベルギーロイヤルコレクション展」@高島屋

本や展覧会など書くネタがどんどんたまっていく…(焦)。 水曜日には母の要望で、高島屋京都店で開催されている「浮世絵 ベルギーロイヤルコレクション展」へ行ってきました。 平日で初日だったので空いていて、ゆっくり眺められました。

1.10浮世絵展

ベルギー王立美術歴史博物館とベルギー王立図書館のコレクションに収蔵されている浮世絵、約150点が展示されていました。 いままでにも浮世絵の展覧会をいろいろみているため、感動するほどではなかったですが、そこそこ楽しめました。 写楽・歌麿・北斎・広重・春信だけでなく、あまり有名ではない画家の浮世絵もたくさんありました。 初めはそれが物足りないように感じたのですが、超一流じゃない人の作品と並んで歌麿や写楽を見ると、有名な浮世絵師がどれくらい傑出していたかがハッキリしておもしろかったです。 写楽の大胆な画面の切り取り方、歌麿の狂いのない描写力、北斎や広重の風景画のハッとするほどの自由さと色鮮やかさを、いままで以上に強く感じました。

ワタシはいままで、浮世絵は絵師の「絵画」ではなく、彫り師や刷り師の力量も合わせた「木版画」ととらえていました。 木版画となることを前提として描かれているものですし、肉筆よりも木版画として刷られることでさらにすばらしくなると感じていたのです。 しかし、超一流じゃない絵師の作品と見比べたことで、初めて「絵画」として眺めることができました。 やっぱり歌麿はすごいですね。 人物のどんなポーズでも違和感がないんですから。

1.10浮世絵展2 1.10浮世絵展3

左上の歌麿、ステキでしょ(もっと気に入った作品はポストカードになくて残念)。 ポーズもさることながら、麻の反物の質感・透け感が秀逸です。 かと思えば、右上の歌川国芳「金魚づくし すさのおのみこと」みたいに笑えるものもありました。 一番心に残ったのは写楽ですが、残念ながら気に入った作品のポストカードがありませんでした。 背景を黒にしていたのは写楽だけ。 版画では黒雲母が使われていて、鈍く光っているんですよ。 その感覚がおしゃれ! ほかの人たちの作品の中で見ると、当時の人たちにとって写楽の絵がいかに前衛的な表現だったか想像されます。 浮世絵はきものの着方や、きものの無限と思えるほどの柄のバリエーション、季節の風物など、江戸時代の風俗がうかがえる点でも貴重な史料なんですね。 なんだかんだいって結構おもしろかったです。

2009年1月7日(水)~19日(月) 京都高島屋にて開催中
Category: 展覧会

コメント

こんばんは。
「浮世絵」ベルギーロイヤルコレクション展をネットで検索していたら、そちらのブログを見て、なんだかほっこりするなぁ~と思ってコメントさせていただきました。

私も今日観てきました。

改めて観ると、日本の文化の奥深さを感じます。
モノがない時代は、文化がとても発達する感じがします。

2009/01/17 (Sat) 21:51 | Yoshiko #k2P7Hn3o | URL | 編集

Yoshikoさん、はじめまして!
コメントをありがとうございます。

>改めて観ると、日本の文化の奥深さを感じます。
>モノがない時代は、文化がとても発達する感じがします。

そうそう、そうなんです。 モノがあふれていることと、文化が豊かなことはちょっと違うみたいですよね。
浮世絵展で江戸時代の日本で華ひらいた文化的な豊かさを改めて感じました。
季節ごとの風物、きものの美しさ…ステキでしたよねえ。

Yoshikoさんのブログ、先ほどのぞいてきました。
結構、ご近所かも。
ブログにまた遊びに行きますね。

2009/01/18 (Sun) 21:50 | vogel #9JN9NMwM | URL | 編集

とても面白い展覧会でした。
金魚づくし のはがきをたくさん買いましたが、おおむね家族には不評で、残念です!

2009/01/26 (Mon) 10:04 | mi #H6hNXAII | URL | 編集

miさん、はじめまして!
コメントをありがとうございます。
お返事が遅くなってごめんなさい。

miさんも金魚づくしの葉書を買われましたか。
あの見立てがなかなかおもしろいですよね。
シャレ&美術がわかる友だちへのお便り用に確保しました。

また、miさんのブログに遊びに伺いますね。

2009/01/27 (Tue) 14:31 | vogel #9JN9NMwM | URL | 編集

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皆さん結構ブログやってんですね。話題も豊富でみんないろいろのことが気になってる...

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