美術鑑賞の一日 「琳派展」×「画室の栖鳳」

昨日に引き続き、今日は母のお供で美術鑑賞の一日でした。 それも2つの展覧会をはしご。 ふだんは絶対に1日に複数の展覧会を続けてみたりしないんですが、琳派と竹内栖鳳なら日本画だから、頭の中でけんかしなさそうだし、どちらもサラッとみられそうな小さな展覧会だったので欲張ってしまいました。

■「琳派展XI 花の協奏曲」@細見美術館
琳派らしいきれいなお花の絵がいっぱい。 会期が明日までなので、狭い会場に人がいっぱい。 尾形光琳・乾山兄弟や俵屋宗達が表現した琳派は大好きなんですが、その後の琳派は絵画としてはちょっと装飾的すぎて弱々しいように、現在のワタシの目には映りました。 むしろ蒔絵などの工芸品の絵付けとしてなら、すばらしい意匠なんですけどね。 ふと「絵画ってなんだろう?」と改めて考えたりしました。 一番いいなと思ったのは、酒井抱一の掛け軸「雪中檜小禽図」。 ザザッと雪が落ちる雪と小さな鳥の取り合わせと空間構成がいい感じ。 それと、マイナーそうな名前も聞いたことのない中野其明という人(名前からして鈴木其一の弟子?)の掛け軸。 ワレモコウと菊を描いた地味な絵だったんですが、ワレモコウのやさしい風情がすてきでした。

地元紙の購読者サービス「トマト倶楽部」の会員証を見せたら、入場料1000円が無料になってラッキー。 うれしくなって、ついミュージアムショップを徘徊してハガキに手ぬぐいまで買って、結局入場料以上を払ってしまいました。 ここのミュージアムショップはいろいろ物欲を刺激するものが揃っていて危険なんですよ。

2.7美術館でお買い物

美術館でのお買い物。 一番手前、竹内栖鳳の子犬のポストカードだけが京都市立美術館のもので、ほかは細見美術館で。 雀の手ぬぐいにハートわしづかみされちゃった。


■「画室の栖鳳」@京都市美術館

「琳派展」をあっさり見終わったので、続いて近くの京都市美術館で「画室の栖鳳」展へ。 入場料が200円(母は敬老乗車証提示で無料)だから、こちらもあっさりしたものだろうと思ったら、スケッチと下絵がほとんどなんですが、意外に点数が多かった。 途中で母が疲れてしまい(81歳ですからねえ)、はしごをしたのは失敗でした。 もう少し完成した作品もあるかと期待したけれど、やっぱり200円ですからね、それなりに、でした。 でも、竹内栖鳳が描いた雀や動物はやっぱりいいなあ。 栖鳳は雀がチュンと鳴くのが好きで、よく描いていたものの、まさにチュンと鳴いている姿態を紙の上に定着させること苦心してたそうです。 絵を習い始めた初期は精密に描きすぎて、きれいだけれども絵としては魅力がないのが、だんだん筆づかいがダイナミックになっていき、風や驟雨、水が描いてないのに水辺と分かる風景など、絵では表現しにくいものが紙の上にみごとに表現できるようになっていったのがよくわかりました。 それにしても絵を習い始めた13歳の頃の画帳、すごかった…うまい…うますぎる。 天性のデッサン力があったことがよーくわかりました。

展覧会で疲れたので、平安殿の茶房へ。 5時の茶房閉店ギリギリに滑りこみセーフ。 暖かい「くず善哉」を食べてほっこり。

2.7小鳥

このくらいの季節になると、庭に遊びに来る小鳥。 なんていう名前なのかな? 夢中でお食事していて、ちっとも人を怖がりません。 前はもう少し恥ずかしそうにしていたのに。 あんまり夢中で食べてると、猫に狙われるよ。
Category: 展覧会

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